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(2) 発遅延、着遅延
図3.6−3〜図3.6−4に7時30分〜9時30分まで15分毎の各駅における着遅延、発遅延をまとめたものを示す。
・ラッシュ時間帯(8:00〜9:00)にかけて、西葛西周辺〜飯田橋周辺で1分〜2分の遅延が生じている。特に8時30分〜9時の茅場町〜九段下間の遅延が大きく2分近くの遅延が発生しているケースが見られる。

 

(3) 停車時分増分
図3.6−5にラッシュ時間帯における各駅の計画上の停車時分に対する実績停車時分の増分をまとめたものを示す。
・東陽町、門前仲町、大手町の停車時分増分が大きく、各々の駅の次駅では停車時分増分が小さい傾向にある。(等時隔運転を目的とした出発時刻制御の影響と考えられる)

 

(4) 列車到着時隔(着々時隔)
図3−6−6に7時30分〜9時30分まで15分毎の各駅における列車到着時隔をまとめたものを示す。運行管理データを調査した結果、以下の特徴ある事項を確認した。

 

a.列車到着時隔は、遅延の発生している時間帯でも、比較的均等に保たれている。これは、群管理等意図的な出発時刻制御を行い、列車の運行が等間隔となるよう調整している為だと思われる。
b.営団地下鉄東西線における、実行ダイヤ上の等時隔運転区間は東陽町〜大手町間のみである。東陽町以東は快速運転があるため実行ダイヤは等時隔とはならない。また、九段下折り返し列車が存在するため大手町以西も実行ダイヤは等時隔とはならない。
c.JR中央線に乗り入れるための時間調整が中野駅近辺で実施されている。
d.茅場町での時隔均等化を目的として、門前仲町で頻繁に運転調整がかかっている。

 

 

 

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